現場のこれらの問題は、規程だけでは解決できません
手首ストラップは始業時の一度だけ
朝に測った後は誰も見ておらず、途中での外れや断線に気づけません。静電気損傷は潜在化し、完成品検査では捉えられず、発生しても人に紐付けられません。
マットの接地断線は見えない
接地線の緩みやマットの劣化を測らず、表面抵抗は年に一度の再測定が精一杯。不良がまとまって出た時には、既に数ロット出荷しています。
イオナイザーは設置後に誰も検証しない
イオンバランスと減衰時間が規格を外れ、送風機がかえって汚染源になります。客先が検証記録を求めても出せません。
監査には手書きの表しか出せない
監査員が区域別・時系列で ESD 記録を求めても、出てくるのは署名漏れのある手書き用紙で、人まで遡れません。
主要な機能
作業者接地の常時監視
手首ストラップと静電気靴を常時監視し、外れ・断線・抵抗値超過を即時アラート。状態は工位・社員番号に紐付き、工程異動で自動的に切り替わります。
工位・マットの自己診断
マット、接地線、工位の対地抵抗を定期的に自己診断。断線すれば直ちに警報し、年1回の抜取測定に代わります。
イオナイザーの定期検証
イオンバランスと減衰時間を定期検証。期限前に通知し、規格外れは工位をロック、記録は自動保管します。
記録と監査出力
ANSI/ESD S20.20 と IEC 61340-5-1 の記録要求に沿ってデータを整理し、時系列・区域・作業者別に出力します。
汎用方案との違い
まず一つの EPA エリア
単一区域でアラート精度と誤報率を検証してから全社へ。全社一括導入の案件はお受けしません。
MES と同じコード
ESD 異常を作業指示・ロットに紐付け、不良が静電気起因かを判断できます。孤立した監視システムを別に作るのではありません。
リスクに応じた設置点
監視点は工位のリスク等級に応じて配置し、測定してから見積ります。「全工位に設置」でハードを売ることはしません。
よくある質問
既存の静電気対策用品は交換が必要ですか?
不要です。既存の手首ストラップ、マット、イオナイザーは監視回路に接続できる限りそのまま使えます。接続できないものは、交換が必要な品目と理由を一覧で提示します。
誤報は多くありませんか?
しきい値は現場の実測に基づいて設定し、導入前に2週間「記録のみ・アラートなし」で比較します。誤報率は提案書に明記し、合意値を超えた場合は基準を満たすまで調整します。
既存の始業前チェッカーとはどう違いますか?
チェッカーは始業時の一度きりの確認、当社は工程を通じた常時監視です。両方の記録は同じ台帳に統合し、二重入力は求めません。
導入期間はどのくらいですか?
単一区域で通常3〜5週間:現場調査と点位設計に1週間、設置・結合に2〜3週間、並行検証に1週間です。